2022年度を振り返って

会員の皆様こんにちは。やっと日差しも春らしくなり暖かくなってまいりました。

新型コロナ感染者が発生しこのような環境も3年が過ぎました。その状況下においても会員の皆様のご協力により、2022年度の事業も順調に進めることができましたことに、大変感謝しております。

私が会長をさせていただいて早くも10か月が経ちましたが、栄養士会の事業の多さと煩雑さには驚かされています。すべての事業が会員一人一人の協力により成り立っていることは、わかっておりましたが、実際事業を動かしてみて改めて感じたところです。

さて、2022年度を振り返ってみますと、多くの事業の中でも一大イベントがありました。
それは、大分県と大分県栄養士会との間で「災害時における栄養・食生活支援活動に関する協定」を結ぶことができたことです。

いままでなかった「災害対策支援部」を大分県栄養士会に設置することで、有事に即応できるよう災害時における支援体制ができあがりました。災害支援者(JDA-DAT号)も九州で唯一配備され、人材と特殊栄養食品の運搬に関しては、いち早く行動することが出来るようになりました。ただ、JDA-DATスタッフの数がまだ少なく、皆様の登録をお待ちしております。

また、その他の事業として力を入れている栄養ケア・ステーション事業ですが、大分県は本当にがんばっています。受託事業である大分県後期高齢者医療広域連合栄養相談事業をはじめ地域ケア会議等多くの社会福祉事業に参加していただき、皆様のご協力により順調に進めることができました。

さまざまな仕事をこなす上で、医療・福祉職域分野では報酬改定が大きな変化だったでしょう。

2021年度の介護報酬改定では高齢者施設に管理栄養士が増員され、また業務が制度化されました。
2022年度の診療報酬改定では、これまでの管理栄養士の業務実績が評価された改訂でした。少しずつ管理栄養士・栄養士にとり働きやすい環境が整いつつあります。
また、2024年度には診療報酬と介護報酬の同時改訂と聞いております。現在の行動が次の改訂に繋がっていきます。働き方や高度な達成度が求められるようになりました。

医療・介護に限らず、すべての職域において、他職種にアピールできる実力を備えていきましょう。その為の勉強の場はたくさんあります。「生涯教育」「地域ケアアドバイザー強化研修会」や職域毎の研修会等です。

栄養士会ではこれからも会員皆様の益々の発展の為、あらゆる企画を進めてまいります。

今後も、皆様の活躍を期待しております。

公益社団法人 大分県栄養士会

会長 緒 方 雅 子

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